2018.10.15 / 最終更新日 : 2018.10.16 橋本 淳司 水の科学 <水の科学15>0℃以下でも凍らない過冷却現象 物質は一般的に固体・液体・気体の3 つの相を持ち、それらは温度と圧力の影響で決まります。 温度が下がるにつれて気体→液体→固体へと変化しますが、現実にはこれに合わない例が出現します。 物質が液体…
2018.10.14 / 最終更新日 : 2018.10.16 橋本 淳司 水の科学 <水の科学14>液体と気体の性質をあわせもつ超臨界水 超臨界水とは? 上の水の状態図を見てください。 温度、圧力ともに高くなり、374℃、2.21 × 107Pa 以上になると、液体と気体の水は互いに区別できなくなります。 この点を水の臨界点といい、…
2018.10.13 / 最終更新日 : 2018.10.13 橋本 淳司 水の科学 <水の科学13>水の粘度は温度が高いほど減少する 粘度は流体の流れやすさを表わします。粘度が大きいと流れにくくなります。 水は小さな分子にもかかわらず水素結合による強い引力が働くため粘度は大きい。 液体では高温ほど粘度は小さくなりますが、とくに…
2018.10.12 / 最終更新日 : 2018.10.13 橋本 淳司 水の科学 <水の科学12>原子力に利用される重水 水をつくっている水分子1個は、水素原子2個と酸素原子1個からできています。 だから水をH2O と表わします。 しかし例外があります。 一般的には、水素は質量1、酸素は質量16 ですが、自然界に…
2018.10.11 / 最終更新日 : 2018.10.11 橋本 淳司 水の科学 <水の科学11>氷の分子は隙間が多い 液体の水は、水素結合によって強く結びついています。 固体になると、1つの水分子が4つの水分子と手をつないだ正4 面体が、連続的につながったダイヤモンドに似た構造になります。 水素結合は、正4…