動画コラム「静岡県三島市で三島梅花藻に出会う!」

源兵衛川は、富士山から伏流水が多く湧き出る市立公園楽寿園小浜池を水源としています。三島の湧水群は、富士山から流れ出た溶岩の末端部で湧き出しています。富士山麓の地域を潤す豊富で良質な地下水や湧水は、富士山の山体に吸収された雨や雪が長い年月をかけて流れ、人々の暮らしや産業を育んでいます。

静岡県環境衛生科学研究所が2010~12年度に「富士山地下水プロジェクト」を展開し、富士山の地質構造、水質、地下にしみこむ水の量(涵養量)を解析し、地下水の流れをシミュレーションで再現しました。

湧水や井戸など約215カ所で採取した水の成分を調べた結果、富士山に由来する水の多くは、標高1000~1800メートルで雨水や雪解け水が浸透したものと推測できました。

一方、富士山南西麓の標高500メートル辺りの湧水は1000メートル以下の降水に由来すると推定され、高標高部の降水は地下深くを流れて低標高部で、中標高部の降水は比較的地下の浅い部分を通って近くで湧き出すといった階層構造が存在する可能性も突き止めています。

また、溶岩や砂れき層が分布する富士山麓のほとんどの地域が涵養に適していますが、森林や建物用地、水田など形態はさまざまで、森林での枝打ちや間伐、水田での水張り、市街地での浸透施設の設置などさまざまな対策があげられています。

年々その量が減少する傾向にある湧水の恵みを受け継いでいくために、市民や企業が節水や地下水涵養に取り組むのは当然ですが、それだけでは足りません。ここでも流域での水保全が大きなカギを握ります。

ぜひご覧ください。

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アクアスフィア・水教育研究所