《報告》みずから考える水のこと〜100年後の水を守るには?〜(主催:ピースボート様)
2018年10月2日、ピースボートセンターとうきょうにおいて、アクアスフィア の橋本淳司が、「みずから考える水のこと〜100年後の水を守るには?〜(主催:ピースボート様)」というワークショップを行いました。
はじめに、動画「Think Water」を視聴。立場の違う4人の女性それぞれの水への思いを伝える動画を見て、参加者同士が意見交換しました。
続いて、橋本がSDGsと水というテーマでショートレクチャー。
安全な水と衛生はSDGsではゴール6に掲げられていますが、水がないために農業ができない、水くみに時間をとられて学校へ行けない、学べないので職につけず、貧困から脱出できないなど、いくつかのケースを提示し、水問題がSGDsのそのほかのゴールと密接に関わっているという話をしました。
次に、「水がなくなる日」の60の水トピックスから、参加者が「気になる水の話題」を1つ選び、2、3人のグループで「なぜ、それが気になったのか」を話しました。
その後、グループで話し合ってもちよったトピックスを「優先的に解決すべき水問題」「もっと話し合いたい水問題」などの観点から1つに絞り、「トピックスの概要」と「なぜそれを選んだのか」を全体で共有しました。
この日、参加者が選んだトピックスをいくつか紹介します。
各トピックスについて橋本が補足解説したのちに、今度はグループで、どうしたら選んだ問題を解決できるかを話し合いました。
参加者からは、
- グループで問題点や解決法を見つけ出す授業だったので、受け身でなく考える訓練になって、NHKのテレビの授業みたいで面白かった。(50代女性)
- 『水がなくなる日』をパラパラ見て、なんとなく分かったつもりになっていたが、ワークをやって「深く考えていなかった」ことに気づかされ、勉強になった。(50代・女性)
- 節水型社会、人口減少に拍車がかかる今日、「おいしい水」をうたい水の質の向上にお金をかけ続けるのはどうなのか? 電力供給が間に合っているのに、燃やせよ作れよで増えている火力発電所や原発再稼働を始める日本社会の矛盾、反SDGs的な動きに似ているように感じた。(30代・男性)
- ワークショップを通して水の大切さについて知ることが出来て良かったです。水汲みに行くだけで5時間も時間がかかり、1日の生活 が水汲みで学校にも行けず教育を受けられていない子ども達のために何とかしなくてはいけない。(20代・女性)
などの声が出ていました。ピースボートのスタッフのみなさま、貴重な機会をありがとうございました。