「滝川クリステル「EARTH WALKER 9』ヒマラヤ「氷河の一滴」を追え!」(BSフジ/5月5日)

(写真:番組HPより)

滝川クリステルさんの冒険ドキュメンタリー番組を、当マガジン編集長の橋本淳司が「案内人」としてお手伝いしました。

「滝川クリステル『EARTH WALKER 9』ヒマラヤ「氷河の一滴」を追え!」(BSフジテレビ系/5月5日(火)/21:00~22:55)

滝川さんとともにネパールへ行きました。

ネパール語で「ヒマール」と呼ばれ、古くから神聖な場所として崇拝されてきたヒマラヤ。

チベット高原はアジアの給水塔と呼ばれます。アジアの主な河川が、ここに流れを発しています。チベット高原は、東南アジア、南アジア、中央アジアの多くの河川の水源地であり、水はここを中心に放射線を描きながら流れていきます。

地元の人によると、「気候変動によって、チベット高原の永久凍土がとけはじめた」といいます。チベット高原は低緯度の高地という特殊な環境下にあり、世界のほかの地域に比べて気候変動の影響を受けやすいのです。

チベット高原の氷河は何千年ものあいだ、アジアの淡水を一手に引き受ける銀行口座のような役割を果たしてきました。雪や氷河として毎年蓄えた預金を、雪解け水のかたちで少しずつ引き出してきました。中国での稲作農業は、半分以上が長江の水で灌漑しているし、インドやパキスタンの農作地帯はガンジス川やインダス川の水に頼っています。雨期でなくても川が干上がらずに済むのは、氷河から解けだした水が流れるからなのです。

ヒマラヤ氷河からたどる「水の冒険」。

ヒマラヤ「世界の屋根」を源とする水が、5億人の生活を支えるガンジス川へと流れゆく過程をクリステルさんがたどります。

その清らかな流れは、人間によって汚染されながらも、流域の生命を輝かせる「豊かな恵み」を与えてゆきます。

氷河の一滴が2600kmの旅でもたらす命の奇跡を通じて、我々が守らなければならない地球と生き物の真実を知る、という内容です。