【報告】動画 「Think Water」を活用した授業
墨田区の水循環講座の最終回がありました。全体としては3部構成になっており、以下のように展開しました。
第1部 アクティビティと講座の1~6回の振り返り
自然界の水の循環、人間がつくったインフラでの水の循環を水の分子になって体験するアクティビティ(プロジェクトWET「ブルートラベラー」)を行いながら、1~6回で行った水施設について考える。
第2部 授業体験
1)何気なく飲み残したり食べ残したりしているものが川にどのような影響を与えるかを体験するアクティビティ(三島北高校6girls「生活排水ラボ」)
2)自然の力をつかって水をためたり、洪水を防ぐことを考えるカードゲーム(三島北高校GI「グリーンインフラゲーム」)
3)時代の変遷とともに地域の地下水利用がどのように変化したかを考えるアクティビティ(昭島の水を語れる人、プロジェクトWET「みんなの水」)
4)どのような公共トイレだったらみんなが満足するかを話し合うアクティビティ(ウォーターエイドスピーカー「みんなのトイレ」)
高校生、昭島のみなさん、ウォーターエイドスピーカーがいきいきとした授業をしてくれました。
第3部 「Think Water」をつかったミニ授業
海外のさまざまな環境に暮らす人が「水について語る」映像「Think Water」を見て、自分の水ストーリーを考えて演じる(「Think Water」5番目の水ストーリー)
これは動画「Think Water」をつかったミニ授業です。どなたでもできると思いますので、紹介したいと思います。
1)今日の感想をグループで対話(3分)
今回は第1部、第2部でいろいろな水の授業をしてくれた人、受けた人が同じグループにいるので、感想を言い合いました。
2)ファシリテーターが「もし「水」があなたの家族や友人だとしたらどんな言葉を投げ掛けますか」と問いかけ、2、3の例を短く話します。参加者は、「あなた (水)のことを私はこう思っている」「なぜなら・・・」を考えます。
3)2)についてグループで共有します(2分)
4)ここで動画「Think Water」を視聴します。水について4人の女性がそれぞれの立場で話しています(3分)
5)3)で共有したこと、4)で見た動画などから、グループで1つの水へのメッセージをつくります 誰かのアイデア1つを選んでブラッシュアップしてもよいし、数人のアイデアを組み合わせてもよいでしょう(5分)
6)グループ代表1人が前に出て、1人20秒で水へのメッセージを語ります。ビデオで撮影。会場は拍手で迎え、拍手で送る 5分
いろいろな「あなた(水)」に対する思いが出てきましたよ。
・水への感謝を忘れていたことをわびる人
・子供が溺れたときの恐怖を語る母親
・水の仕事につくことにした大学生の感謝の言葉
・水を学ぶことで自分が成長できたと語る高校生