【まとめ報告】墨田区水の循環講座「すみだと世界をつなぐ水の大切な話」2019-2020年
墨田区水の循環講座「すみだと世界をつなぐ水の大切な話」2019-2020年について、報告します。
この講座は東京都墨田区が主催し、水と衛生を支援するNPO法人、ウォーターエイドジャパンが企画運営を行いました。
当研究所代表の橋本淳司は、ウォーターエイドジャパンの理事として、企画立案や講義などのお手伝いさせていただきました。
この講座には、2つの目的がありました。
1つは、墨田区の水について語れる人「水コミュニケーター」を育成することです。「水コミュニケーター」は市民の人たちに墨田区の水事情、水インフラ、防災、気候変動の影響などを伝える役割があります。
水コミュニケーターは1回目にプロジェクトWETのエデュケーター資格を取得します。プロジェクトWETのWEBサイトによると、このプログラムには「主体的・対話的な手法で水に対する「気づき」を促がす」「学びを深め、責任感と社会参加意識を高める」「学校教育で重視されるアクティブ・ラーニングの視点とも合致する」などの特徴があります。(詳細はプロジェクトWETのWEBサイトをご覧ください)
その後、2〜6回目の講座のうちの3講座に参加しながら、プロジェクトWETのアクティビティを墨田区版にアレンジすることを考えます。
もう1つの目的は、市民の方に墨田区の水事情を知ってもらうことです。毎回1つのテーマを決めて、ふだんはあまり行くことのない水辺や水施設を視察し、その後、ざっくばらんに水についておしゃべりをしました。水コミュニケーターは一般参加者の方とのおしゃべりによって、一般の方がどんなことに興味をもっているのかを知ることができます。
以下に2回目から6回目までの様子をダイジェスト動画にまとめました。
7回目は、水コミュニケーターが、プロジェクトWETのエデュケーターとしてのスキルと、視察の経験を生かして、講座を運営します。参加者に対してプロジェクトWET墨田区版を実施する予定でしたが、今年は残念ながら新型コロナの感染拡大防止のため中止になりました。
ですが、水コミュニケーターとしての実力は身についていますので、墨田区の行事など、さまざまな場面で活躍してくださることでしょう。
関係者のみなさま、参加者のみなさま、お疲れ様でした。
当研究所では、これからもこうした自治体の取り組みを応援していきたいと考えていますので、お気軽にお問い合わせください。