【報告】2020.11.24「すみだと世界をつなぐ水の大切な話 第2回『食と水』」

【報告】11/24 「すみだと世界をつなぐ水の大切な話 第2回『食と水』」

 アクアスフィア・水教育研究所の代表、プロジェクトWETファシリテーターの資格を持つ橋本淳司が「墨田区水の循環講座」の第2回、「伝統的循環型農業が続く三富で大豆収穫と音楽鑑賞を体験しよう!」のファシリテーターを務めました。

◇内容

 今回の講座では「食と水」がテーマです。墨田区役所に集合してからバスで1時間ほど移動し、埼玉県所沢市にある「三富ライフファーム」へ向かいました。

 畑を案内していただいて大豆の脱穀、落ち葉堆肥の作り方を教えていただき、最後にくぬぎ山コンサートを鑑賞しました。

 移動のバスの中では、橋本淳司が作成した「水にまつわる漢字」や「仮想水計算機」を使ったクイズが用意されており、普段身近な「ステーキ一切れが完成するまでに必要な水の量」などを目にすることで一回の食事で大量の水を消費していることを実感します。

 所沢では実際に畑を歩きながら説明していただき、時に野菜をちぎって食べながら畑を歩きました。

 天候の関係から、当初予定していた「大豆の収穫」が変更になりましたが、代わりに大豆の脱穀を目の前で実践していただきました

 また三富ライフファームでは「落ち葉堆肥」というシステムを導入しており、堆肥を作るまでの流れを実際に説明していただきました。

 続いてコンサート会場に移動し、地元の野菜を使って用意していただいた豚汁をいただきながら「三富の歴史」などをお話しいただきました。

 最後に三味線のコンサートを鑑賞し、終了しました。 

◇参加者の声

・畑を短冊状に区分けしていること、風除けを少しずつズラして配置するなど、実際に見ることでわかる工夫がたくさんあった。

・落ち葉を堆肥にしたり、雑草を使って土を集めるなど、「捨てるものは何もない」という言葉がすごく体現されていると感じた。

・日本には大豆製品がたくさん使われているのに、食料自給率が7%という話に驚いた。

・代々伝わる落ち葉堆肥を維持することの大変さを知った。

ご参加のみなさま、おつかれさまでした。

アクアスフィア・水教育研究所