Yahoo!ニュース「あなたは、パン派ですか? ごはん派ですか? 水災害の影響を少なくできるのはどっち?」
日本では、1962年をピークに米の消費量が減少し、パン派が増えてきました。しかし、2022年の調査によると、物価高騰を背景に、お米を食べる量を増やしたいと考える人が増えたことがわかりました。特に昼食や夕食ではごはんを食べる人が多く、米の自給率はほぼ100%に対し、パンに使われる小麦の自給率は低いという状況です。
さらに、田んぼは単に米を作る場所ではなく、近年の水害において重要な役割を果たしています。田んぼは雨水を受け止め、下流の被害を減らす「田んぼダム」として機能しています。このような田んぼの働きを守るためには、農家の手入れが必要です。米を食べて農家を支援することも「流域治水」の一部であり、米離れが進むと田んぼが減り、地域の治水能力が低下する可能性があります。
また、米粉が注目を集めるようになり、パンや麺に使われることが増え、米粉用米の需要も増加しています。そのため、単純にごはん派かパン派かという議論だけではなくなりつつありますが、田んぼの重要性は変わらず、私たちの暮らしを守るために不可欠な存在です。
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