「対話して行動するチームのつくり方 楽しみながら身につく話し合いの技法」

対話して行動するチームのつくり方
楽しみながら身につく話し合いの技法

「対話して行動するチームのつくり方: 楽しみながら身につく話し合いの技法」
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【橋本淳司より】

僕は、現代社会のOS(社会を動かしている基本的なしくみ)は壊れている、あるいは古くなっていると思っています。動かしている人たちはそのことに気づいていないのかもしれないし、気づいていながらもそのほうが自分に都合がよいので放置しています。

そのことを多くの人が気づいています。でも、あきらめています。その結果、対話することも、考えることも、決めることも、行動することもできなくなっています。

それを何とかしたい、と思ったのが、この本を書いた動機です。

コミュニケーションの方法がリアルからネットへと急速に変わっていますが、それはあくまで手法の変化、コミュニケーションの目的が、人が幸せになるためであることには変わりません。

話し合って、決めて、行動する。これは家庭、学校、職場、地域などで昔から行われてきました。しかしながら、最近は話し合うのが面倒だ、話し合っても意味がないと思う人が増えています。それはいまの社会が他人との差異だけを見ているからです。

そもそも人は1人ひとり違います。100人いれば100の価値観、考え方があります。もし生まれてから死ぬまでずっと1人でいるのなら、自分の信じる1つの価値観にそって生きていけばいいでしょう。

でも、そうではありません。コロナ対策でいまは1人で家のなかにいても、ずっとこのままというわけにはいきません。コロナは社会を変えるでしょう。よりよい社会をみんなでつくっていきましょう。そのなかで1人ひとりが幸せになっていきましょう。

私たちは、家庭、学校、職場、地域など、リアルな場所で誰かと一緒に生きています。リアルな場所の中で人が幸せになる1つの方法は、自分が価値ある存在として認められ、その場をよりよくするために役割を果たすことでしょう。

そのためのキーワードが対話でありアクションです。対話は、人との会話にとどまるものではありません。外界から自分に何かをインプットして、それを受けて自分の中で内省し、変わった何かをアウトプットする、プロセス全般と考えています。言い換えれば、現実を受け止めて自分を変えようとする勇気のことです。

ぜひ、ご高覧いただければと思います。

【読者の方より】

「この本で紹介されていたチームづくりを活用しています。現在コロナの影響でオンラインで授業をしていますが、本書に書いてある質問の技術や共感の技術を使わせていただいています」(大学の先生より)

「私は高校で課題研究を担当しています。拝読させて頂いて、話す練習はしていても聞く練習という部分が課題だったなあと気付きました。聞くルールや質問の仕方の技法、考えの引出し方などがまとめられていて、ワークショップなどで経験できるとよいと思いました」(高校の先生より)

「ファシリテーションや対話の本で、物語調のものを読むのは初めてで新鮮です。高校が舞台なのも面白く、ぜひ高校生や中学生に読んで欲しいと思いました。読んで、実際に未来アクション部をやってくれる子たちが現れたらすごいと思います。個人的には、市役所の市民会議で失敗してしまって、その帰りにみんなで振り返りする「対話で新しい自分に出会う」のエピソードがグッときました」(ワークショップなどの企画運営を行っている方)

「学生に戻った気分でとても楽しく、また自身にも気づかされる大切な点がいっぱいで学び多く拝読しました。 楽しさ・わくわく感を覚えながら、未来思考の大切さを実感・・ハチミツイチゴロールも食べたくなりました」(環境教育をされている方)

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アクアスフィア・水教育研究所