Yahoo!ニュース「インフラ老朽化、災害頻発、人口減少。国難に備える「水みんフラ」とは何か?」

 

日本は「水に恵まれた国」と多くの人が思っているが、本当か。

それは、先人たちがインフラ整備などをしたことよって毎日安全な水を得ることができ、日常生活では水の災いを気にせずにいられるようになったのだ。

だが近年は、インフラの綻びを実感している人も多いだろう。1年間に、上水道の漏水・破損事故は全国で2万件以上、下水道管路に起因する道路陥没は4000件以上、農業水利施設の突発事故は1000件以上発生している。油断していると、日本は「水に恵まれた国」ではなくなってしまうだろう。

2024年3月1日、ウェビナー「水みんフラ—水を軸とした社会共通基盤の新戦略—」(東京財団政策研究所/研究代表者・沖大幹 東京大学 総長特別参与 大学院工学系研究科教授)が開催された。

同ウェビナーでは、上下水道、農業水利施設、治水施設など従来のインフラだけではなく、自然生態系や人為的な生態系、そして人や組織が組み合わされたシステム全体が、安全な水の安定供給を支えていることを共有し、それらを「水みんフラ」(「みんなの水インフラ」)と呼んで、社会全体で支えていこうという提言がなされた。

今後も自然界を流れる水の様子を観察し、その性質を見極め敬意を払いつつ、適時適切な選択をしていくことが、水の恩恵を受け、脅威をできる限り低減していくことにつながるだろう。

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