NHKラジオ「マイあさ!」に出演

水ジャーナリスト、アクアスフィア水教育研究所代表の橋本淳司が、NHKラジオ「マイあさに出演しました。

テーマは、小規模分散型の水道。

能登半島地震以降、「小規模分散型の技術」という言葉をよく聞くようになりましたが、「小規模分散型」の「技術」や「管理方法」がまとまっているわけではありません。

小規模分散型でどうやるか、ポイントは、それぞれの地域の事情に合わせ、どこにお金をかけるかを考えることです。

具体的には、水源を川の水にするのか、湧き水や井戸にするのか、水質に応じて、浄水方法は殺菌のみでOKか、ろ過をする必要があるのか、給水方法は水道管で運ぶのか、あるいは給水車などで運ぶのか、給水する単位は個別の住宅なのか、集落なのか、維持管理は誰がするのか、などなど。

浄水やポンプ導水にかかるエネルギーを減らせれば、安価で管理しやすくなります。安全な水を、安く、持続的に供給するという目的が達成されるなら、手段は柔軟でよいはずです。

住民が、将来にわたって、どのくらいのサービスが必要なのかを話し合い、技術や維持管理方法を選択できるように、国や自治体は、水源や浄水、給水方法、給水単位、管理方法などの観点から、小規模分散型の水点についてガイドラインをつくるべきです。

それに基づいて、自治体は住民が選択できるような協議の場をつくる必要があります。そうすることで、住民が費用を負担する場合でも、納得して導入をはかれます。

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アクアスフィア・水教育研究所