Yahoo!ニュース「困窮死と水道停止 停止前の訪問で防げるか」
橋本淳司が、Yahoo!ニュースに「困窮死と水道停止 停止前の訪問で防げるか」を寄稿しました。
八尾市の集合住宅で母親と長男の遺体が見つかりましたが、水道、ガスは止められていました。
江東区で72歳と66歳の兄弟が死亡したケースは料金滞納で水道停止直前でした。
体を維持するには水が必要です。人間は、水と睡眠をしっかりとっていれば、たとえ食べものがなかったとしても、2〜3週間は生きていられるとされています。ですが、水を一滴も飲まなければ、せいぜい4〜5日で死んでしまいます。それだけに水道が止まるということは、命に直結することです。
ですが、今回のケースは水が止まったから亡くなったというわけではありません。重要なのは、給水停止に向かうプロセスのなかで、社会から切り離された生活困窮者を発見し、救うことはできないかということです。