《報告》身近なサイエンス・カフェ「のむ・つかう・いかす」(主催:東京都市大学 科学コミュニケーション・プロジェクト/中村研究室様)
2018年9月22日、身近なサイエンス・カフェ「のむ・つかう・いかす」(主催:東京都市大学 科学コミュニケーション・プロジェクト/中村研究室)に、橋本淳司がゲスト出演しました。
参加者は、自然科学のアクティビティを通し、水について考える楽しさ、有意義さを感じてくれたようです。
イメージや報道で得た水の情報だけでなく、パックテスト等を通じて、「科学の目で確かめることが大切」という声があがっていました。
また、国際河川での水問題に興味をもっている女子高生が参加してくれ、橋本に対しいろいろな質問してくださったおかげで、メコン川やドナウ川で起きた問題についても全体で共有できました。「流域」で考えることの大切さについて、参加者のみなさまが興味をもっていました。
今回のサイエンスカフェは以下のような流れでした。
●アイスブレイク(20分程度/東京都市大学の学生さん)
・グループごとの自己紹介
・「見える水」ランキングクイズ(風呂、トイレ、飲み水など生活で1日に使う水の量の順序を予想)
・「見えない水」ランキングクイズ(食物、生活用品などで使う水の量の順序を予想)
●橋本淳司からの話題提供(30分程度/水の性質、とくに水がいろいろなものを溶かすことについて)
・バングラデシュの地下水にはなぜヒ素が溶けていたのか
・雨水と地下水に溶けているものについて
・ミネラルウォーター、炭酸水とはいったい何か
・質疑応答
●実験(30分程度/東京都市大学の学生さん)
パックテスト(残留塩素、硬度、pH)で3種類の水を当てる。素材は水道水、硬度の高いミネラルウォーター、雨水の3種。
<休憩15分>
●橋本によるアクティビティ「汚染探し探偵団」(プロジェクトWETアクティビティ「しわしわ症候群」をアレンジ 40分程度)
「工場長がやむなく廃棄したドラム缶が10年後に地域の水を汚染することになった。探偵団は汚染源を探す」というストーリーのもと、トレーのある箇所にクエン酸を埋め、それを霧吹きとリトマス試験紙を使って探します。
●グループディスカッション(15分程度)
グループごとの感想発表
●持ち帰り実験(身近な水のチェックテスト)、レポートの説明(15分程度)
●まとめ、事後アンケート、終了(10分程度)
12時30分にスタートし、15時20分終了。全体で3時間弱でした。
小学生から年輩の方まで25名が参加され、1テーブル6人程度の構成で、4班つくりました。みなさん最後まで楽しいました。