豪雨・台風接近状況別行動チェックリスト
豪雨・台風は事前に備えることができる災害です。
それによって被害を最小限に食い止めることができます。
事前、接近前、通過時など、状況に応じて行うべきことをチェックリストにまとめました。
フェーズ1《豪雨・台風発生前に行うこと》
◻地域のハザードマップを入手する
◻近所の危険な場所を確認する
◻自宅の側溝や排水溝を掃除する(つまっていると洪水の原因に)
◻屋根、塀、壁などを点検・補強する
◻庭木の確認と手入れ(倒れる危険はないか)
◻非常用品をリュックサックに入れる(両手がつかえるので)
・防水機能のある懐中電灯(夜間に自分の居場所を知らせることもできる。胸ポケットにさせるタイプ、ヘッドライトだと両手があくので便利)
・予備電池
・着替え
・タオル
・マッチやライター
・救急薬品
・携帯ラジオ
・貴重品(公衆電話に使える10円玉も)
・非常用食料水(飲料水、乾パンやクラッカー、レトルト食品、缶詰、粉ミルク、哺乳ビン、ナイフ、缶切りなど)
・太く書ける黒マジック(被災後、壁などに連絡先やメッセージを書いたり、自分の所有物に名前を書く)
・丈夫な靴(底がしっかりしていて脱げにくいもの)
・軍手 ・使い捨てカイロ ・マスク(土砂災害が起きたのち乾燥してくると埃が出る。ゴーグルもあればうれしい)
・紙おむつ
・生理用品
・厚手のごみ袋 など
◻家族で緊急連絡手段、方法、落ち合う場所を決める
◻避難場所の確認
・避難場所が遠い場合、隣近所の2階以上の頑丈な建物に避難させてもらうほうが安全な場合もある
・避難場所までの経路で低いところ(浸水しやすい)、崩れやすい場所はないかなどの確認
◻隣近所の人たちとのコミュニケーション(これは日頃から。あいさつが基本。被災後に安否確認したり作業を助け合 ったりすることができる)
フェーズ2《豪雨・台風接近前に行うことチェック》
◻情報を確認する
◻庭木に支柱を立てる
◻塀を補強する
◻強風で飛ばされる可能性のあるものはしまうか固定 ・傘立て、傘(傘は凶器になる)
・植木鉢やプランター
・ガーデニングの道具
・ロードコーン
◻窓や雨戸を補強する
◻浸水対策をする
・家電を高所や2階に移動する
・電気のコンセントを抜く
注)停電すると送水ポンプが動かなくなって断水することもある。マンションなど貯水槽水道を利用している場所では、停電後も屋上などに設置された貯水槽に水があるうちは問題ない。しかし、ポンプが止まっているため水がくみ上げられず、やがて断水する。
◻非常持ち出し品を準備する
フェーズ3《豪雨・台風接近・通過時に行うこと》
◻外出は控える
◻水のあるところに行かない(用水路、河川、海岸など)
◻低いところに行かない(地下街なども)
◻山や丘を切り開いて作られた造形地、河川が山地から平野や盆地に移る扇状地に行かない
フェーズ4《避難するときに行うこと》
◻火の元、ガスの元栓、電気のブレーカーを落とす
◻戸締りを確認する
◻最小限の持ち物(あらかじめ用意しておいたリュックサック)
◻両手を自由に使えるようにする
◻脱げない靴 作業靴、紐履などの紐をギュッと結んで、中に泥が入らないようにする。水かさが増しているときは長靴やサンダ ル履きだと、最初の一歩で土砂に埋まり、脱げてしまうケースがある。すると裸足で歩くことになり、地面にガラス や鉄筋があると危険。
フェーズ5《通過後に行うこと》
◻落ちついて情報確認 雨が止んで上流方面から水がきて増水することもある。しばらくは家や避難所に止まる。地盤が緩んでいるので十分に注意。少しの雨でも崩れることがある。
◻土砂災害に十分注意
◻復旧作業で必要なもの
・マスク(天気が回復してくると埃が舞う。粉塵よけ)
・ゴーグル(天気が回復してくると埃が舞う。粉塵よけ)
・軍手(ゴム製がよい)
・カッターナイフ、ドライバー ・厚手で大きめのゴミ袋(ものを入れて運ぶの便利) ・油性の太マジック(流された所有物に名前を書く、連絡を取り合うなど)
・長靴やサンダルはぬげると足裏をㇿ傷する恐れがあるので、作業靴か底のしっかりした靴がよい
・被災後の避難生活、少ない水で健康を保つためのチェックリストを参照
※上記をベースに各自でチェック項目の追加や修正を行ってください。